#274 *SPICE OF LIFE*「熱く愛しくめんどくさくて」
由歌利です。
ご無沙汰続きで、すいませんっ
長らくひっそりしておりました。
ひたすら、あちらこちらと
動き回りつつ、仕事三昧な日々。
これはこれで、熱く集中でした。
気がつけばすでに10月、
沖縄は今も暑いのですが、
秋の気配がようやく漂っています。
もう本土では銀杏が落ちているのにね。
まずは、久しぶりに一本お届けします!
☆・:+:。+・。
2週間ほど前かな。
「湯を沸かすほどの熱い愛」を
amazonプライムでDLして視聴した。
さすが宮沢りえ、役にあわせて体型まで大きく変え、
大女優だなと思いつつ、最初から引き込まれ、
深い愛の映画に夫婦で泣きまくり。笑。
様々なもつれた人間関係、
ほぼ血縁外で結ばれている家族のお話し。
なのに熱くて、愛しくて。
血は何よりも濃い、
家族より強い結びつきなしと世間ではいう。
私は子供を持たないまま、50過ぎで再婚し、
もとより新しい婚家の全員と血の繋がりはなく、
血を分けた二親等までの家族は既にいない。
血縁がたいしてアテにならないことを
55年の人生で存分に実感してきた。
そもそも家庭の原型である夫婦に血縁はない。
であるなら、血縁云々にこだわるのもおかしな話。
…のはず、なんだけどね。
☆・:+:。+・。
話しを元に戻そう。
私の視点でのこの映画の主題は、
血縁のない家族がどれほどの愛で互いを信じられるか、
利己を捨て愛を注げるか、だった。
昔のような地域共同体の消失した日本で
親子というカタチで結ばれてしまった人々の
切なくて不器用な愛しさ、熱を帯びた関係。
『こんな関係あるよね、きっと』
そう思える遠くにある小さな希望の光、そして、
これでもかというほどのうらやましさを
存分に味わわせられてしまった。
私にも熱い家族がいる。
とはいえ結婚5年では、
まだ、そこまで語れない関係も含有している。
でもねー、それでいいんだと思わせてくれた。
私にしか作れない関係が確かにある。
世の中の家族は、シンプルに
記号で分類できるほど簡単ではない。
血を分けた家族でさえ理解できない場合はざらにある。
であるなら。
血縁は記号でしかないってことじゃないかな。
家族というカテゴリーは、いつの間にか広くなった。
昭和以前のそれとはずいぶんと異なる。
幸いなことに、たくさんの愛にかこまれての今。
血族・姻戚ではない家族と呼べる存在も少なくない。
あえていうなら魂の関係なんだろうな。
でも、これが本来の形のような気がしてならない。
誰が誰の子とか、どうでもいいこと。
親がいようが、いなかろうが、
そこに愛があって生まれたかどうか、
血縁のあるなしもたいしたことじゃない。
まずはそこにいてくれることに感謝。
一生のほんの短い期間、
たった数日であったとしても、
出逢ってくれて「ありがとう」だよ。
全ての出会いに意味があり、
ご縁があってこそのこと。
愛を出し惜しみしない。
へらないよ、出せば出すほど増えていくんだから。
だれがなんといおうと、この世は愛なんだよ。
LOVE & HUG:-)**
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