自分にむかってまっすぐに。「LOVE & HUG」

何のために仕事をするか

昨日のBLOGへのコメントにある、クライアントとの温度差についての私見。

どんなプロジェクトでも、温度差を埋められないとうまくいかないよね。

仕事って、損得だけじゃはかれない。一緒に仕事する時間をしあわせに感じられるかどうか、熱くなったり、感動したり、悩んだりしながら、みんなでひとつのことを成し遂げる達成感は何事にも代えがたい。そのために、仕事をしているといっても過言ではないな。

最初に、プロジェクトメンバー全員の思い、そして、ゴールの共有がきちんとできていないと、プロジェクトは頓挫する。逆に、ちぐはぐに見えたメンバー構成でも、この思い&ゴールの共有がうまくいけば、抜群にすばらしい結果を手にすることが出来るんだ。
 ※男塾BLOG思いを形にする方法」に詳しく解説されているので参考にしてね。

私たち、JOYWOWという会社が仕事を依頼されるとき、ものすごく嬉しい。
見知らぬ人、組織が、私たちと一緒になにかを成し遂げたいとコンタクトを取ってくれたその気持ち、なによりJOYWOWのことをポジティブに考えてくれていた時間に対して、心から感謝するもの。

でも、その思いと、プロジェクトを一緒にやっていけるかどうかは、また別の話。

一緒にやるなら、やはり成果をあげたいし、いいものを作り上げていきたい。
それは、損得勘定ではなく、目の前にいるクライアント、そしてその後ろにいる人たちの心からの笑顔を見たいと思うからなんだ。

話を受けてこちらのやる気スイッチがONになったとしても、クライアント側が半身であったとしたら、なにをやってもうまくいくわけない。

やっていくうちになんとか溝は埋まるだろう・・・と考えても、
断言しちゃうけど、間違いなくなんともならない。

そういう場合、お互いのためにお断りすることが正しい選択だと私は考えている。
思いの共有が難しかったり、ゴールの違うプロジェクトは、いくらお金を積まれても楽しく感じられるわけがない。お互いを疲弊させるだけだからね。

欲に振り回さず、この見極めを冷静に判断し、
仕事の成果を思い描けるかどうか。
それが、プロフェッショナルとそうでない人たちの差であり、
ビジネス1.0と2.0の違いなんじゃないかと思う。


4 comments

  1. 由歌利姐さん、こんばんは。
    ブログで回答ありがとうございました。
    JOYWOW的直感はやっぱり正しいですね。

    でも最近、1.0に出会う事にも意味があるとわかってきました。ずっと自分が経験してきたモデルなので「さようなら」する時にちょっと痛い思いをすることとそこから新しい考えというかインスピレーションを得るきっかけになったりしています。

    コメント by ぶんぶん
    2009年5月14日 at 2:01 AM

  2. はじめまして。いつも、ライトハウス(カリフォルニア)というローカル情報誌に掲載されている阪本さんの記事を拝見して「いつかあんな仕事ができれば」と夢みている会計士です。将来、「誰かしらに、何かしらのきっかけを与える」という会計とは関係のない仕事で生計を立てていけるよう色々とトライしています。いつか、JOYWOWに参加できるようになるために(笑)。

    今、社内(会計事務所)のマーケティング戦略について討議を重ねています。私が「営業部門を作ろう!」と提案したからです。フリーで活動されているベテラン営業マンの方にご協力いただき、ブランドを崩さぬよう営業を仕掛けていけないかと考えたのです。しかし、会社の代表以外は全員反対です。「会計事務所が営業するなんてありえない」「実力をつければ自然とお客様はついてくる」「実力もないのにお客ばかりとってきどうするんだ」という感じで。
    もっともな意見なのですが、実力をつけるのは会計事務所はもちろんどこの企業も同じで、それをマーケティングのスタンダードにしていること自体、やはり業界特有の「おごり」があるのかなと感じています。
    医者とか、弁護士とか、会計士などは、実力があれば・・・・・という姿勢なんですね。
    私と代表は「会計業界のリッツカールトンを目指そう」という話をしたりして、常にIntangibleな部分の強化を提案していますが、なかなか理解してもらえないのが現状です。
    でも、由歌利さんが言われるように、全員の思いとかゴールの共有がとても大事だと思っているので、これからもめげずに頑張りたいと思っています。

    コメント by 大野雅之
    2009年5月26日 at 2:57 PM

  3. 大野さん、はじめまして。

    常識にとらわれない発想は、新たな展開や道筋を創るうえでとても大切なことです。でも、それと同じように「なんのためにその発想を実現させたいのか」という思いの部分もとても大切です。

    大野さんはなぜ、営業部門を作りたいのでしょうか。

    反対意見は、自分の提案したアイデアの「抜け」や「浅さ」を示唆してくれているものでもあります。業界特有というわかりやすい理由ではなく、自分の中にある「メンバーを納得させられない’なにか‘」を探ってみると、ヒントが出てくることもありますよ。

    どんな業界、業種でも、キーは「ひとのこころ」ですよね。
    めげずにがんばってね。

    コメント by 由歌利
    2009年5月26日 at 5:21 PM

  4. 有り難うございます。
    頑張ります!

    コメント by 大野雅之
    2009年5月27日 at 1:09 AM

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