雑談する力
昨日、お取引先のS社長と打ち合わせ中にふと、思いついたこと。
雑談することの意義。
はやりの言葉にすると、『雑談力』だね。
雑談することができる、というのはひとつの能力だと思う。
どんなお題が振られても、その事柄を自分に引き寄せ、拡散せずに、話を広げていくことのできる話力。
一緒にいて会話が弾む、楽しい時間が過ごせる人というのは、幅広いことに興味を持っている人といいいきってしまっても差支えがないと思う。
こういう能力を持っている人とであれば、打ち合わせ中に話が雑談や横道に反れても、そこからまた新たなアイデアを芽生えさせ、軌道修正以上の効果を生む。
じゃ、雑談が出来るようになるにはどうしたらいいだろう?
1.本を読む
ビジネス書ばっかり、小説ばっかり、というバランス偏りではなく、漫画でも、ノンフィクションでも、面白いと思ったものをきちんと読む。流し読みじゃないよ。き・ち・ん、と、だからね。
2.世の中にアンテナを向ける
新聞、ニュースなどで、世の中の動きは知っておく。世の中の動きというのは、政治経済ばかりじゃないよ。新聞で言えば、地域のことや売れ筋本、読者投書や広告欄にチラシも含んでいる。
3.人に興味を持つ
通勤電車、町などで人の観察をする。ファッション、手に持っているもの、読んでいる本、靴、髪型、なんでもいい。町や電車によって人のタイプも違うことに気づけるくらいにはなろう。
4.TV、映画を見る
TVはニュースにNHKだけ、じゃダメよ。世の中の傾向、流れ、興味の矛先を知るためにも、ドラマやバラエティも見る。映画も話題作くらいは、ね。
5.文化・芸術に触れる、やってみる
音楽、伝統文化、舞台、書、アート、歴史等々、なんでもいい。食わず嫌いではなく、なんでも経験してみる好奇心を持つ。まずは観る、聴く。できたら、やってみる。経験してみなくちゃわかんないものね。
6.会話をする
挨拶だけではなく、人と直接、深く、話をしてみよう。最初は難しいかもしれない。まずはひとつの題に絞って(JOYWOWトークライブがいい例かも)、どんな風に話を展開していけるか試してみるといいね。
7.興味の対象をもっと深く知る
いろいろ体験した中で「おもしろい」と感じたものを、もう少し深く調べる、知ってみる。
8.自分に興味を持つ
これは、もしかしたら一番大事なことかも。意識のスタート地点は自分。なぜかというと、自分に興味を持てないと、結局、何事にも中途半端な意識であたっちゃうようになる。自分に関わること、そうだな、たとえば、車を買うとしよう。自分のライフスタイル、好きなメーカー、車種、色、自分中心にいろいろ考えるでしょ。自分が何を好きで、どういうタイプなのかを知ることはとても大事。
齊藤孝さんが「退屈力」の中で『仕事の話をしたがるプライドの高い人』ということを書いていたけれど、まさにそのとおりだと思う。仕事関係の話が立派にできることは、教養があることとイコールにならない。ビジネスパースンが陥りやすい部分だね。
仕事という肩書きをはずしたときに、自分にどんな話ができるのか。
なにに興味を持てるのか。
GWは天気もよさそうだし、興味の幅を広げてみてね。
4 comments
>8.自分に興味を持つ
>自分が何を好きで、どういうタイプなのかを知ることはとても大事。
う~ん、仕事上、採用にも絡んでいますので、学生、若い人たちは「自己分析」が流行っているじゃないですか。数年前のエニアグラムもその一部に当たりますかね。
タイプを知る(血液占いみたいな感じ)って、自分を決めつけているようで、また欠点だけがクローズアップされるようで、最近は(ここを強調)好きじゃないんですよ。
処世術で、この人はこういう人、自分はこんな人って理解していればそれなりに、人間関係やビジネスもうまく進むと思うのですが、今はそれを取り除いて、かん・においを大事にしたいと思っています。
あ、私の説明不足ですね。
> 自分が何を好きで、どういうタイプなのかを知ることはとても大事。
この「タイプ」は占いや性格分析によるものということではなく、
「自分は◆△が好きで、◇◇に興味がある、勘・ニオイを大事にするタイプです」という自分認識という意味です。
・・・と、ここまで書かなきゃわかんないですね(笑)。
失礼しました。
また、偉そうなこと言いましてすみません。(とっても反省)
自分がされて痛いところを、まだ、えい!って投げてしまう癖もあるので。。。
あ、もう反省しちゃってるっ!!
早すぎでしょ(笑)
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