#176 *SPICE OF LIFE*「仕事という免罪符」
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おはよう、由歌利です。
台風一過の曇り空。これから沖縄も秋本番に向かうね。
台風の目の中は、とてつもなく静か。
大きな問題を抱えていたとしても
収束に向かうその前は
きっと同じように静かな一瞬がやってくる。そ
うなったら運を天に任せて大の字で眠ること。
…なんてことを考える祭日月曜のはじまり!
☆・:+:。+・。
昔々、女友達である経営者がポツンといった。
「私、趣味は何って訊かれると困るのよね。
趣味なんかないし、寝ても覚めても仕事の毎日。
仕事が趣味なのよねぇ。由歌利さんは趣味ある?」
好きなことや気分転換のなにかはあっても
当時の私は彼女と大差ない状況だったと思う。
それがクールにも思えていたんだろうな。
「仕事」はすべてに対する免罪符だった。
それが許される時代でもあった。
仕事なんだからしょうがない、
仕事だから、仕事だから、仕事だから。
だから、なに?
☆・:+:。+・。
私はいまの仕事が大好き。
仕事をしていない自分を考えることは難しい。
ただ、「仕事だから(しょうがない)」という理由で
仕事をすることは、ない。
これほどまでに自分の仕事を明確に好きといえるようになったのは
それほど遠い過去ではない。
沖縄移住が頭の隅にもなかった頃、夫がよく口にしていた。
「一緒に沖縄で生活する日が来るのかなぁ?」
そのたびに
「わからない。でもいつか必要になったらそうなるかもね」
と応えていた。そしてある日、まさかの沖縄転居。
同居するようになり、私の中に様々な部屋ができた。
仕事、家庭、家事、出会い、交際、会話、運動、
沖縄、食、読書、音楽、映画、文化…etc.
葉山にいた頃、仕事以外は独立しておらず、
それぞれのモノゴトを空いた時間に選択、
または仕事の合間に「こなして」いた。
ようするに全部ひっくるめて
「その他」カテゴリーに入っていたんだよね。
それなにり楽しんでいたし、満足な生活だと思っていた。
私の人生はどこからみても「仕事」が中心で
だからこそ、いつも(他に割く)時間がなかった。
いや、ないと思っていただけなんだけど。
☆・:+:。+・。
沖縄で暮らすようになり、
「その他」カテゴリーだった時間が圧倒的に増えた。
そうしたらね、「その他」のなかの全部がひとつずつ
キラキラに独立し、個性の主張を始めたんだ。
すべてだよ、すべて!
輪郭が際立ち、それぞれが部屋として独立した。
「空いた時間」にやることなんかひとつもない。
どれもこれも大切で、素敵で、おもしろくて
限りある(最後の瞬間を迎えるまでの)時間を使うに
ふさわしいことばかりなんだよ。
そうしたらね、以前とは比べようもないほど
「仕事」への愛がこみあげてきたんだ。
仕事だけではなく、すべてのこと。
そして、自分の「あり方」。
なにかをしていても、だらだらと時間を過ごしていても
その一分、一秒が愛おしい。
まちがいなくこの気づきのおかげなのだけれど、
仕事に使う、頭脳・勘・ココロの精度があがったw
「仕事」も「私生活」も「趣味」やほかの何かも
独立して存在していながらも
すべてがきちんと、ゆるやかに、
そして、くっきりと連結しているんだ。
区分けやカテゴリーなんか存在していないんだよw
人生に起こることには、なにひとつ
無駄なことなんかないね、ほんとに。
☆・:+:。+・。
さて、一番最初に戻ろう。
こういう気持ちの動きを体感して気づいたこと。
仕事以外なにもないというのは、見ていないだけ。
気づかず、指の合間からすべての大切なキラキラを
こぼれ落としているだけなんだ。
「仕事だからしょうがない」というセリフは免罪符になるどころか、
ものすごくナンセンスでまったく意味をなさない言葉だ。
その言葉を言うそばから
自分が感動できたはずの美しい瞬間が
こぼれて、散って、なくなっていくんだよ。
☆・:+:。+・。
どれかひとつだけ、じゃない。
すべてを大切にすることは誰にでもできる。
まずは自分のなかの常識を疑ってみること。
自分がどう生きていきたいか。
どうありたいのか。
どんな人に見られたいのか。
こころから思う。
生きていること、それ自体が素晴らしい。
気づけば、無駄なことなんかなにひとつない。
LOVE & HUG:-)**
■次回配信は10/20(月)☆11時です。
沖縄もようやく、秋かな。
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