配送ミスがくれた贈り物
教科書発売開始から10日が経った。注文してくださる方々から、あたたかい励ましやメッセージをいただいたり、懐かしい名前があったりと、うれしいやら感動するやら、楽しくも、めまぐるしく、あれやこれやと、ぶわ~っと通り過ぎた感じ。
10/1-5日くらいがてんてこまいのピーク、そんな中、一件の配送ミスが起こった。私の入力ミスで、2セットお届けするはずが1セットしか送られていなかったのだ。問い合わせのメールをすぐにいただき、お詫びとともに即座にもう1セットを手配した。
このお相手が、昔、私の講座を受講してくださったことがある
「(⇒)無添加ハム・ソーセージ工房ぐるめくにひろ」のオーナー、松澤さんだった。
懐かしいなぁ、と感慨にふけっている間もなくのミスで、慌てふためきつつ送ったお詫びのメールに対し、気持ちよく応えてくださった松澤さんのメールに、以下の記載と添付画像ががあった。
数年前に受講させていただいた鈴木由歌利さんの「コミュニケーションこれだけ心得」のセミナーでのテキストの表紙に、書き込んだメモは、私のデスクのところに貼ってあります。昨年、工房・オフィスを引っ越したのですが、新しく作り直して、また貼りました。
なんというか、ただ素直に、静かに、嬉しかった。
今回の教科書や書籍と違い、私たちが普段コンサルティングで提供しているものは、目に見えないものだ。セミナーやワークショップを行うたび、受講者に伝わっているのだろうか、これでいいのかと自問自答する。怖さも感じる。どんな熟練者であっても、その心もちは変わらないのではないかと思う。
数年前のテキストを、変わらずにずっと目の前に貼り続けてくださっている方がいる。その事実を知った時、心から「この仕事を選んでよかった。やり続けてよかった」。と思った。ありがたくて、嬉しさと感謝とが、こころに沁みいった。
とっても、とっても大切なことを、思い出させてもらった。
目に見えないからこそ、立ち止まったり、考え込んだりもする、でも、好きであるなら続けていく。信じて、そして発信していく。それが、いちばん大切なんだよね。
不謹慎だけれど、この自分が招いた配送ミスに感謝した。普通に配送していたら、こんなメールのやり取りにはならなかったから。
海を愛する(⇒)松澤さんは、何度も国際的なコンクールで受賞をされていて、安全な豚肉で無添加にこだわった水・塩・炭によるハム作りを続けている職人さん。ご本人と同じように、生み出されるハムたちも噛むほどに素のおいしさが口中に広がる。ぜひ一度、おためしあれ!http://www.goodham.com
でも、配送ミスは心臓に悪いから、もう出したくないけどね(笑)
2 comments
いつも、ありがとうございます。
今回の1件で、たくさんのうれしいをいただきました。
懐かしい思いと、嬉しい思いが繰り返された数日間でした。
どんなきっかけでも、相互に嬉しいが重なり合うことって素敵ですね。
ご迷惑とお手間をお掛けいたしました。申し訳ございません。
でも、お陰様でとってもうれしい時を過ごさせていただきました。
私たちも、何があろうとも、お客様、業者さま、スタッフ達にこの思いをお裾分けしたいと思います。 ありがとうございました。
くにひろさん、こちらこそ「嬉しい」と「大切なこと」をいただきました。「嬉しい」気持ちが双方で起こる。本当に素敵なエネルギーが生まれますね。
今後もこの思いを大切にしていきます(^_^)
ありがとうございます。
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