言葉に頼らず、言葉を尽くす
久しぶりの暖かなお日様、気持ちがいい一日だったね。
春の太陽は日差しが柔らかくて、色合いまでまろやかに感じる。
ところで、太陽を書くときに何色のクレヨンを使う?
考えてね。
何色?
私はだいだい色、かな。
赤、黄、橙・・・紫、桃や、えーと黒や青の人もいるかもね。
「太陽」という共通に見ているものでさえ、人の受け取る、または、感じとっている色が異なっているんだよね。不思議だね。
だからね、私は誰かと理解しあいたいと思う時、まずは言葉あわせをする。話をしながら大事な言葉や、自分の頭の中から出てきた単語を、相手が同じように感じているかどうか確認しながら話をしていくの。
空。私には青空でも、相手にとっては曇り空かもしれない。こんな簡単な単語さえ、百人百様。だからこそ、社内用語や専門用語は避けて平易な言葉を使うよう、いつも心がけている。
外国人と話すときには自分の意思を確実に伝えるため、それこそ気を遣うでしょ。でも、同じ母国語同士の会話だからこそ、外国人相手以上に気をつけなくてはならないのだと思う。共通言語だという認識が脇を甘くするからね。
研修や、ビジネス本なんかに「報・連・相」とか「必要なことはメモをしましょう」ってあるけれど、報告・連絡やメモの前に、内容や、言葉に含まれている意味を確認することが必要なんだよね。
クライアント、上司からの指示、部下からの報告というシチュエーションでは特に、確認をする癖をつける。「こんなことまで言わなくてもわかるだろう」、とか「知っているはず」っていうのは、むちゃくちゃ危ない。ああ、確認しときゃよかった!!なんて、ひとつやふたつ、そんな経験が過去にあるでしょ?
以心伝心を都合よく解釈せずに、せっかく「口」があるんだから、確認しよう。難しい言葉に頼らず、平易な言葉を尽くす。これをするだけで、しないときよりずっとコミュニケーションがよくなるよ。
今、自分が使っている言葉、話している内容が、小学生に通じるか。お母さんやおばあちゃんが理解できるか?仕事の話でも何でも、そうやって考えてみる。するとね、ヒントが出てくるから。
さて、そろそろほんとの春がやってきそう。
虫の目覚めと衣替えのことを考えると・・・私は頭が痛いです(涙)
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