10月18日は脱皮記念日
日焼けで皮がむけたわけじゃないし、
ザリガニのごとく、一枚皮を脱いだわけじゃない。
今朝目覚めたら、心が脱皮していた。
少々抽象的だけれど、思うままに体験を書いてみるね。
その時にはうまく言語化できなかったのだけれど、
なんていうのかな、気持ちがものすごくさっぱりとして、
ちまちましたことがすべてどうでもよくなった。
ただただ、ものすごく心が自由になっていることに気づき
忘れていた自分をしっかりと取り戻した感覚がした。
私は、私でしかなく、私の行動は誰のせいによるものでもなく、
また、誰のためにあるわけでもなく、生きている私の責任であり、
そして私のためにある…なんて禅問答みたいな考えが
寝起きの頭に浮かんだ。
「私らしくいく!」と、寝ている間に心底、心が決められていた。
無粋なことやこだわり、どーでもいいことが一気に洗い流された感じ。
勝ち負けじゃないし、誰と勝負する気もない。
なのに、「誰にも負けない私」が一晩で出来あがっていた。
昔々、両親の庇護下にあった頃は
「父のせいであれが選べない、母がこういうからこうしなきゃ…」
大人になっても
「周囲がこういうから、会社がこうだから…」
なんて、自分以外のなにかのせいで自分の行動を規制していた。
そんな自分がすごく嫌で、NYに渡った。
そうしたら、いいことも悪いこともすべて自分の選んだ結果、
その生活のすべてを心から愛しく、楽しいと思えたんだ。
なのに、また同じように「なにかのせいで」自分を規制している
そんな私を発見した2010年夏の終わり。
ダメじゃん、これ。
執筆が終わってから、いろいろ考えるところがあり
9月中は、ひとつひとつ問いと答えが降ってくる感覚が
続いていた。それこそ、ひっきりなしに。
そして10月。
新たな自分を発見しながら、でも、まだ次のステージに
足をかけるには何かが足りなかった。
今朝、一段深い秋への移行を流れる空気の変化で感じたとたん、
言葉がわきあがった。
「モードを変えよう。このままじゃつまらない、らしくない」
今、私がすべきことは、私が私らしくいられるよう、
最大限に自分を活かし切ること。
…言葉でごまかすことじゃない。
心が急に自由に羽を伸ばし始める。久しぶりにこの感覚を味わった。
心のセンターは、物でも誰かでもなく、「私」なんだ。
そして、今、ここで、私を取り巻くあらゆるもの、人によって、
生かされている自分を強烈に意識した。深い感謝とともに。
関わってくれている全ての人、そして、驚くほど私を深く
信頼してくれているクライアントの方々。
本を読んでくれたまだ見ぬ誰か、感想をくれたやさしいみなさん、
どんなときにも私を支えてくれる友人たち、親類・家族、
掛値なく私を無条件に好きだと言ってくれる若い人たち…
気づけば、毎日数えきれないほどたくさんの思いを受け取っている。
感動と、愛と、優しさと。
その思いの一つ一つに、背中を押してもらっているんだよね。
胸が熱くなるほど、ありがたいと思った。
だからね、もう迷わず「私らしく」いこう、いきたいって
清々しいほどすっきりと視界が開けたんだ。
なんていうのかな、こだわりがないから負けようがない、
そんな感覚。
そんなわけで、今日、むっちゃくっちゃ充実していたんだよね。
たぶん、稀にみるほどのさわやか笑顔の一日だったはず(笑)
明日も間違いなくご機嫌さんだね☆
抽象的でゴメンネ、でもね…
世界中に向かって叫びたいほどすっきりした!!!
・・・・・というような話をオフィスでしていたら、スタッフ・リスコが
手帳を開いて「由歌利さん、脱皮記念日」と記入していた(笑)
No comments yet. You should be kind and add one!
The comments are closed.