目・口・足がある理由
お休み終了。
湿度もいくぶん低くなり、仕事に精を出す環境は整っている。なにについて書こうか考えた結果、(整合性はないけど)今日は★ZONOの47回目の誕生日★だし、男塾のお題にかけて「決断する時」に大切なことをひとつ伝えたいと思う。
なにかを決断し、それを人に伝える場面。
たとえば、転勤、転居、離職、転職、別離、結婚、離婚…etc.
人生にはたくさんの節目があり、その時々がその場面。
最近は、会わなくても、用件を伝えられるツールが蔓延していることもあり、
とても大切なことなのに、電話どころか、メールで済ませてしまう人が少なくない。
嘆かわしいね。
どんな事情があろうとも「大切な話は、まず、面と向かってする」が、
人としてあるべき姿なのだと私は考えている。
顕著な例は、恋人と別れるとき、かな。
AくんとBちゃんの恋。仲良く付き合っていたけれど、Aくんの心が冷めてしまった。「別れよう」。と言えず、のらりくらりとかわしながら、徐々に距離を広めていく。Bちゃんは「どうしたの?」と問い詰める。自然消滅できず、メールで別れを告げる。
よくある話だね。
会って話すことがこわいから、メールで済ませたいと考えるのだろうけれど、それは、あまりにも自分勝手な行動なんだ。一度は好きと思った相手なら最後もきれいに幕を引く。それは双方の責任であって、片方が勝手に幕をひくべきものじゃない。
お山の大将のように自分の気持ちだけにフォーカスして、物事を捉え、決めていないかどうか。ここはとても大切なところ。人の気持ちや状況が変わることは、世の常。それはそれでいいんだよ。ただ、お世話になった人、愛した人に「義」を忘れた行為をすることはいただけない。かっこ悪いどころか、「恥知らず」になってしまうことを忘れないでほしい。
メールで大切な用件を済ませてしまう人。
「意気地がない」、とか、「ダメダメちゃん」って思われているのは間違いない。
相手にどう思われようと関係ない、一生会うもんか!!と思うなら別にいいよ。
でも、そういう相手に限って、ばったり会っちゃったり、大切な仕事先や新しい恋人と繋がりがあったりするものだよ。
人生はうまくできているからね。
伝えづらいことこそ、会って、目を見て話す。
そうするだけで、うまくいきそうにないことも、流れが変わることがある。
かくいう私も、過去にそんな「恥しらず」を何度かやってきている。いまだに心がチクンとするし、ね。やっちゃったことは仕方ない。だからこそ思う。人には口があり、目があり、足がある。「会って話すこと」の重要性と、「恥を知る気持ち」を忘れずにいようって。
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