自分にむかってまっすぐに。「LOVE & HUG」

勲章あつめ

先日、取引先の社員Mさんにメールを作成していて、自分の言葉に「なるほど」と思ってしまった。いや、自画自賛しようと思っているわけじゃないからね。

するっと出てきた言葉に、妙に納得しちゃったんだよね。

彼女、Mさんはまだ若く、四捨五入しても二十歳。
いい大人になっていく要素をたくさん内面に持っている。

若いって素晴らしい!・・・という反面、社会や人生に対する迷いや疑問も山のように出てくる頃。ちょっとでも考えるきっかけになったらいいな程度に、文章を打ち込んでいたんだ。

その中に、普段はしない昔話を書いた。
私のお尻に、巨大で真っ青な蒙古斑があっただろうと思われる日々のこと。

そんな生意気な日々があっても、経験を肥やしにして、
きちんと人は成長していくよってことを伝えたかったんだ。

でね、そのメールの最後に書いた言葉が下記。

 

 これからもいっぱい傷つくし、傷つけもする。
 闘うし、こけるし、後悔もするし、間違いも犯す。
 でもね、それ、全部勲章だから。生き続けることの勲章。
 封印したい、忘れちゃいたいことも、感動も、喜びも、
 ぜんぶ、必要な勲章。だから、迷わず進め!

 

そうなんだよ、全部勲章なんだ。

折り返しを過ぎた年齢にならないとわからないことかもしれない。
幸いにも私は、そんな年齢なので偉そうに言えちゃうけどさ。
今、後ろを振り返ってみると、どれもこれも、思いだしたくもないような出来事、
消しちゃいたいような嫌な自分であったことさえ、
いとおしくて、抱きしめたいような想いでいっぱいになる。

 

バカだった。無理してた。青かった。わからず屋だった。痛いやつだった。
でもさ、私、がんばってたんだよ。だから、みんな必要なことだったと思える。
消さなきゃいけない自分なんかどこにもいない。

生き続けることは、そんな勲章を増やしていくことなんだろうな。

 

件のMさんからは「初めて経験談を聴かせていただいて思ったのが
経験が人をつくるんだということでした」。という返事をもらった。 


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