#179 *SPICE OF LIFE*「答えのないこと」
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夜分失礼いたします、由歌利です。
13日に出すつもりだったけれど、
今夜、前倒しで発行します。
けして13日に発行といったことを忘れていたわけでは…(汗)
さて、今週も楽しもうね。
☆・:+:。+・。
最近、話を聴いていない人が多いと感じていた。
特に30代半ばより若い世代。
質問するから答えるのに、聴いていない。
何度同じことを伝えても初めてかのごとくに
同じことを訊いたり、言ってくる。
アホなわけではない。
ふつうに学校を出て、理解力に問題があるとは思えない。
世代、教育のせいと言ってしまえばそれまでだけれど
なんでかなぁと思っていた。
先週、とある研修の中でその解に気づいた。
彼らは「答え」にしか興味がないんだ。
1+1=2のように、間違えようのない答え。
参考書の解答ページ、マニュアルのやり方だけを必要とする。
解だけをみて、「なぜならば」はスキップ。
ああ、なるほどと腑に落ちた。
白なり黒なり、答えだけ、あとはどうでもいいわけか。
会議でも率先して「一気にまとめて解に導く」ひとたち。
優秀そうに見える。いや、優秀だよ。
数字の話をしているなら、それで正解。
でもね、ひとにまつわる話や考え方、あり方についてなら
一気に答えが出るわけがない。
だって、ひとの数だけ異なる要素と解があるんだから。
☆・:+:。+・。
たとえば、「空気感」。
たとえば、「愛」。
たとえば、「切なさ」。
これらをことばで解説しようとしても唯一の答えはない。
でも、上で述べたようなひとたちは「答え」を欲しがる。
まるで、答えのないものには興味がないかのように。
なぜ短絡的に答えを欲し、マニュアルに頼るのか。
学校という場や育った家庭等が
答え、または正解のない質問を話し合う環境ではなかった、
そういうことなのだろうと思うんだ。
ゆとりや団塊世代もそうかもしれないね。
私もそういう意味ではいい環境があったわけじゃない。
ただ、あまりにも数多くの1+1=2で割り切れない
そんな事象に囲まれていたおかげで考えることができただけ。
どんな環境が幸いとなるか、わからないものだね。
☆・:+:。+・。
生きているってことはさ、割り切れないことが山のようにある。
そんなグレーの存在をどれだけ受け入れるか
納得するかだと思うんだ。
昔の大人によく言われたっけ。
「大人になればわかる」
「親になればわかる」
いえいえ、わかりませんからw
それは答えられなかった大人の逃げ口上。
子ども扱いせずに、どんなこともちゃんと一緒に考える。
答えが出ないことだからこそ、たくさん話し合う。
正解のない質問って、オトナも困るさ。
でも、一緒に困ったらいいんだよ。
オトナは何でも知っているなんて、
ただの幻想だもん。
☆・:+:。+・。
上からでもなく
下からでもなく
年齢差も性差も職業も肩書も関係なく
フラットな立ち位置と目線で
誰とでも話をしよう。
あらゆることがらを
上っ面じゃない、本音のことばで。
そしてね、
わからないときには
ちゃんと「わからない」と
そう言えるオトナでいよう。
LOVE & HUG:-)**
※※11/24に大阪で初のお話会するよ!30名限定です。
もう少しお席あります^^https://www.yukari-way.jp/archives/3174
■次回配信は11/18(火)☆夕方です。
今週後半から横浜、銀杏の色づきが楽しみ。
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