#163 *SPICE OF LIFE*「あの日のように」
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おはよう、由歌利です。
先週の出し忘れ、ゴメンナサイ!
怒涛のような6月の〆の出張期間中で
ぼーっとしちゃったみたいです(汗)
気を取り直して、雨上がりの沖縄から本日の一本をお届けします!
☆・:+:。+・。
昨日、北に向かってドライブをした。
目的地はJALプライベートリゾートオクマ。
昔々、遠距離恋愛していた夫とのデートで数回訪れ、今回は27年ぶり。
私たちにとっては思い出ふかぁ~い場所なのでありますよ。
当時は高速も途中までしか通っていなかったし、
時間がかかる場所というイメージ。
海辺ではしゃぐ少し年上のカップルやファミリーが眩しく映り
20代半ばの私にとっては南国のリゾートそのもの。
あの頃の私、口にしなかったけれど
現実がずいぶんと辛い時期で
沖縄にいる時間は、ある種、夢のような時間だった。
たぶんね、一緒にいた夫にとっても同じだったのだろうと思う。
あ、本日の内容は夫からの掲載許可を取ってるからねw
ただの昔話では終わらないので、しばしおつきあいを^^
☆・:+:。+・。
目的地までは、二回ほどスコールを降らせる雲にあいながらも
順調な夏のドライヴ。
到着して、こんな感じだった、そうだったと
感慨深くリゾートの中を歩きながら、当時が蘇ってきた。
が!プライベートビーチに足を踏み入れるや否や
あと10分でスコールとのインフォメーションが耳に入り
水着にならぬままカフェに避難。
窓越しに海岸線を見ながら、5分もしないうちに
「帰ろうよ。たぶん、一時間以上降るよね。すぐに帰ろっ!」
と提案したのは私。
せっかく着いたのに、という思いはあったけれど
オクマに来たことで満足しちゃったんだよね。
かつ、その事実をスコールの中で上書きしたくなかったんだ。
思い出をそのままとっておきたかったわけじゃない。
あの頃があったから、いまがあることは事実。
でもその後、それぞれ別々の日常を暮らし、
お互いの存在もないままだったからこそ、いまがあることも事実。
それを踏まえたうえで
『過去は過去、私たちが年を重ねたようにリゾートホテルも年を重ねた。
いまの私たちが時間を過ごすべき場所はここではなく他の場所かも』
そんなふうに感じたんだ。
☆・:+:。+・。
あのままあの場所にいたら、
年と経験を重ねたオトナである私たちは、ちいさな「おや?」や
「(あきらめの)ためいき」をリゾートに残してきただろう。
「初めて来る客」「毎年、最長数年のブランクで再訪」という来訪者には対応できても、
数十年のブランクを感じさせず、心地よい時間を提供する場所は稀にしかない。
経年変化した客に対応するためのあり方、
施設メンテナンス、サービス、インフォメーション。
ある程度の歴史があるからこそできるマーケティング。
これで再生できる施設、もしかしたら少なくないのかも…
なんてつらつら考えながら激しく降る雨を見ていた。
若いときにバブルを経験してきた世代の大人たちが
子育てを終え、
自分たちを楽しむ時期がきている。
私たち世代はマインドがわがままなんだ。
同じものが欲しいわけじゃない。
10年たてば常識でさえがらりと変わる。
クラス会での「昔と変わらないね~!」なんて嘘は店や施設には通用しない。
なにもかわらないものにワクワクなんてないもんね。
ひとが求めるものは、一見、昔と変わらないようでいて
経験を積み重ねたいぶし銀の外観に
小さな感動を与えてくれるサービスやsomething newだもの。
☆・:+:。+・。
オクマはあくまで思い出の場所。
それが変わることはない。
いつかまた別の時期に、夫と連れ立って再訪しようと思う。
私たちがいまここに、夫婦としてともにいる不思議。
口にできない思いをたっくさん抱えていたあの頃を懐かしく思う。
でもね、次回は、ひときれの雨雲もない日に行くよ(笑)
LOVE & HUG:-)**
■次回配信は7/7(月)夕方☆です。
いつもと違っても忘れずに!出します(^^;
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