#145 *SPICE OF LIFE*「まばたきをするあいだ」
※ここには掲載していないオマケ話をメルマガに載せています。
ココロの奥底にあるつぶやきとか、アレコレしょーもないことまでも。
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おはよう、由歌利です。
さすが大寒、寒くていい天気。
今号は葉山から配信する最後のメルマガ。
しんみりしている余裕はまったくない(笑)
でもね、この町の海と山と空気感、そして人々が
NYとおなじだけ私を助け育ててくれた。
個人的な日常のリズムにこれほど合う場所にはそうそう出会えない。
横浜、NYについで、葉山は三つめのホームタウンになったよ。
そして、次のホームは沖縄だね。
ところで、私、いったいいくつの町に住んだのだろう?
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本文に入る前にお知らせです。
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☆・:+:。+・。
引越作業が佳境な昨夜のこと。
2年4ヶ月前にここに越してきたときもその前も見ていたはずなのに、
亡母の手による一冊のアルバムに、しばし釘づけになった。
1950年から1975年まで、きっちり25年間分が切り取られた一冊。
ファインダーの向こう側、まばたきをするくらいの瞬間の集積。
私が生まれた1962年がほぼ中間地点。
アルバムの中に写っているひとたちのほとんどは
もうこの世にいない。
1950年あたり、島田を結った亡母が着物姿で写っている写真がある。
当時の母は16才?とんでもなく大人の顔。
徐々に年を重ねて、父が登場しだす。
ふたりのピークは、私が生まれて少し経った頃だろうか。
初めて気づいたのだけれど、手を繋いで写っている1枚があった。
母27才、父28才。センス良く、幸せそうな絵。
↓この写真だよ↓
周囲から浮き立つほど人目を惹いたのだろうと思う。
その後、選択と岐路の行く末「とんでもない未来」が待ち受けているなんて
これっぽっちも思っていなかったんだろうなぁ。。。
写真に写されているひとたちのほとんど、そう7割くらいは
今の私よりずっと若い。
とても不思議な気がした。
理不尽なことに悩み、打ち砕かれながら
ささいな日常の喜びに希望を抱けたあの時代の人々。
若かった頃の私には、彼らにも確実にあったはずの
こころの一喜一憂に思いを及ばせることができなかった。
ただ、高圧的な態度に腹立ち、
壁を立てて見ないふりをしてきたんだね。
こんな大人になるものか、って。
いまなら、どんな話も聴けるのに。
きっと背中を押して、違う可能性や道を示せたはずなのに。
☆・:+:。+・。
いろいろ考えてみるとね
彼らの血を継いでこの世に生まれた私は
彼らの味方になるどころか
「親はこうあるべきもの」
「大人はこうでなくちゃあかんのちゃう?」
と、言葉にこそしないけれど仮面の下で批判していたよ。
ほ・んとに!理不尽な親だった。
でも、ここまで拒否されなくてもよかったのに。
私こそがダメ出しをしていた側なんだろうね。
つまんないムスメだったろうなぁ(笑)
面白くしてあげられなくて申し訳なかったな。
素直にゴメン!と初めて感じちゃった。
☆・:+:。+・。
大人になったから感じられるたくさんのこと。
どれひとつとっても「どうでもいいこと」なんてない。
大人になったからこそ逆に、簡単に他人を批判したり
どれが正しいなんて言えなくなったからかな。
…とはいえ、未熟なのでいまだたまにやっちゃうけどw
すべてのひとの人生は、どんな小説にもかなわない。
あなたの人生もそうなんだよ。
楽しくない人生だと思うなら楽しいシナリオにすればいい。
監督は自分自身だもの。
LOVE & HUG:-)**
■次回配信は、横浜から1/27(月)朝?夜?不明ですが待っていてね。
もう少しだっ、がんばれ、ワタシ!
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