#237 *SPICE OF LIFE*「いまを生きてる？」

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こんにちは、由歌利です。

昨日までのブルルな寒さのおかげで、

「寒の戻り」と「花冷え」の違いを

学んだよ。知っている？

今日は穏やかな春の空。

さて、今週もどうぞよろしく！

 

 

　☆・:+:。+・。

 

 

守るべきものをたくさん持っている。

家の中を見渡せば、

自分が好きなものに囲まれ

クローゼットをあければ

好みの服がぶら下がり

「私の物」であふれかえる。

でも、これって幻想なんじゃないかと

ふと思った。

実際に現物としてここにあるけれど

どんなに好きな服でも

何年か（時には何十年だけど）経てば

いらないものになっていく。

 

 

ほんとはね、ひとは

なにも、なにひとつとして、

持っていないんじゃないかと思うんだ。

守るべきものがあるという思いは

ひとを、時に、物に、ひとに、状態に

しばりつける。

乱暴な言いようだけれど、

年功序列や生涯雇用もなくなり、

マイナス金利に夢を打ち砕かれ、

いくつもの天災が起こり、

世界の各地で爆弾が落とされ、

策略が仕掛けられ続けているこの世界で

守れるものや

自分を守ってくれるものなんて

カタチとして、

ないような気がするよ。

 

 

　☆・:+:。+・。

 

 

ひとを不安に陥れるのは

「これがなくなったらどうしよう」

という思いだ。

でもさ、その大切にしている「これ」は

どれほどのものなんだろう。

人生が、時が、

音を立てて進み、

「いま」は瞬時に消え去っていくときに

それより大切で価値ある「これ」なんて

どこに存在するのだろう。

明日が来ない日がふいにやってくる。

それは歴史が証明していること。

自分にだけは起こらないという思いこそ

幻想だよね。

じゃあ有事に備えよう、

というのもおかしな話。

備えるくらいなら「いまを生きる」でしょ。

 

 

いまを生きている？

 

 

50を過ぎたときから

「終わりのとき」がグッと身近になった。

否が応でもそのときは必ず来る。

若い頃には想像もできなかったこと。

40の声をきき、半ばも過ぎて

ようやく事実にはっとする。

終わりに向かって

生かされている自分を知る。

 

 

カタチあるものはいつかは壊れ、

私が持っているのは「私」だけだ。

夫も妻も子供も親でさえも、

私の持っているものではない。

独立した存在として

ともに生きていく時間があるだけ。

終わりを迎えるそのときも

みんなひとりだもん。

 

 

この事実から、目をそらさないで。

 

 

　☆・:+:。+・。

 

 

失って、怖いものなんかないんだよ。

もとからなんにも持ってない。

周りの人の声や視線？

なおさらどうでもいいよ。

足並みをそろえるためのお仕着せだもの。

 

 

今、ともに生きている

パートナーや家族がいるなら

別々になるその瞬間まで

思いきり自分を生きている、

そんな私を好きでいてほしい。

しなければならないことではなく、

したいことを選べる私を

誇りに思ってほしい。

きっと私も同じように思うから。

そう、同じだね。

大切なひとたちの

背中を押せる私でありたい。

 

 

　☆・:+:。+・。

 

 

自分をちゃんと見つけよう。

自分を知ろう。

怖がらずに、自分のホントの思いを知る。

こころの奥の方からささやく声に

耳を傾けよう。

なにがしたいの？

いま、どうしたいの？

自分に嘘をついていたら

いまを生きることはできないよ。

 

 

自分の声が聞こえたら

怖いものはなくなるよ。

ぴっかぴかの

笑顔になるだけなんだから。

LOVE & HUG:-)**

 

◆次回配信は4/3（日）15時頃です。

来週は日曜日に。

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