#123 *SPICE OF LIFE*「読書ノススメ」
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おはよう、由歌利です。
夏の休憩時間、雨スタートの葉山です。
今週はどんな楽しいことがあるかな^^
まずは目の前の人に笑顔を!
☆・:+:。+・。
小さな頃から本を読むことが好きだった。
次から次へとあらゆる本を読んでいた。
ひとりっこの私にとっては世界への扉、
テレビよりずっと想像力をかきたててくれた。
いくつも忘れられない本はあるけれど
強烈に覚えているのは、中学から高校にかけて読んだ
若きウェルテルの悩みとゲーテ、ヘッセ、ランボーの詩集。
ほとんど意味がわからず、再読もしていないので
「読んだ」という事実だけが残っている。
そういう「理解できないまま」の思い出の本。
読了しなければならないという気持ちだけだったんだろうなぁ(^^;
少し前まで、こなすべきことにとらわれすぎて
読書をする時間が寝る前だけになっていた。
ここのところ隙あらば本を読み、いまは、
昔はできなかった複数の本を読み進める方法で
3-4冊をその空いた時間の長さと気分で選択している。
以前と違うのは、読むことではなく考えることに
重点を置いた読書になっているんだ。
気になる部分に大き目の付箋を貼り、線を引き
その引っかかった文章を何度も読み返し、考える。
その行間に込められた思いの意味や
自分の言葉や経験に置き換えたらどうなるのか。
そうすると、その本の存在感が変わってくる。
読み終えた本でも、折に触れ、何度も開き、
読み直して考えるようになる。
経験が増えることによって、捉え方も変わってくる。
私にとっての「いい本」とは、小説でもビジネス書でも
ジャンルを問わず考えさせてくれる本のこと。
一石を投じ、自分を見返す時間を与えられたり、
ちょっと立ち止まってごらんと問いかけてくれるもの。
そうするとね、学ぶことがとても楽しくなってくるんだよ。
☆・:+:。+・。
ビジネスの「やり方」「情報」を教える本の寿命は短い。
あくまで私見だけれど、流行や、こうすればああなる系の本は
「できるかも!」という思いを抱かせて終わっているような気がする。
仕事上読まなければならないハウツー本は、「読んで終わる」。
読んで損したとは思わないまでも、二度と開くことはない。
本は「読んで考える」ものだと思うんだよね。
私の本がでたとき、「読みました!」とだけ言葉を返してくるひとがいた。
そのときに「読む」とはどういうことなのか
または、このひとはどんな読み方をするのか、
男/女、という性別もあわせて考え、妙に納得した記憶がある。
本を読んで知った気になってはもったいないなと思う。
「知る」ということは、体験して自分の腑に落とすこと。
知っているだけではたんなる知識なんだもの。
読んでとことん考えると知の栄養になる。
一冊でもいい、そんな本に出会えたらいいね。
読書の形を変えると、自分の本棚にある本の意味も変わってくる。
残す本と、処分してスペースを空けるべき存在の本が
色分けされたようにはっきりと見えてくるんだ。
余談だけれど。
読み進められない、飛ばし読みする、そんな本もある。
それはね、自分が向き合いたくない事実に触れている本なんだよね。
私にもそういう本があった。
越えなきゃいけないとわかっていながら、
ちょっとイタイのですり抜けて通っちゃうみたいな(笑)
「越えなければいけないなにか」があることを教えてくれるその本は
捨てればいいのに、捨てられず、本棚に収まる。
でね、「いま、ここ」ってタイミングで開くことになる。
人生のタイミングは絶妙なんだよ。
☆・:+:。+・。
ある女性が、最近私に告白してくれたこと。
「数年前まで由歌利さんの言っていることが
全然わからなかったんです。
阪本さんの話すビジネスのことは1+1=2ということなので、
なるほどと理解できたんです。
最近ようやく、少しずつですけれど
由歌利さんの言葉がわかるようになりました」
なるほど!と思ったね。
彼女がココロの鍵を開く音が私にははっきり聞こえた。
本もそのひとつなのだけれど、
自分の捉え方が変われば、世界が変わるんだ。
色鮮やかになり、感覚も鋭敏になる。
自分に向き合うことは、人生を豊かにするよ。
楽しもう!
LOVE & HUG:-)**
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