自分にむかってまっすぐに。「LOVE & HUG」

#119 *SPICE OF LIFE*「ジェンダーについて考える」

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おはよう、由歌利です。

7月、大好きな夏のはじまり、はじまり~♪

逗子海岸は先週、葉山も次の週末には海開き。

夏って「生きている」感じがするんだよ。

暑いし、蒸すし、うっとうしいんだけど

快適じゃない瞬間がたくさんあるからこそ

なんだか、いいんだなぁ。

いやもうほんと、夏好きなの!

さて、夏に向かう梅雨の最後を楽しむ一週間、

ご機嫌さんでいこうね。

 

 

☆・:+:。+・。

 

 

グローバルな視点、時代に必要なこと、いま世界で起こっているあれこれ。

多少なりともわかっている…「つもり」だった

読解が浅いし、まだまだ「思い込み」というすりこみが

強く残っている自分に気づいた日曜日。

がーーーーーっくり、

あんど、気づく、気づく!!

 

 

はい、ここで質問。

考えてみてね。

なぜ、世の中を変えることのキーが「女性」なの?

読み進めない、考えてねw

世界経済フォーラムの男女格差指数では、

日本は135カ国中101位(昨年98位)だという。

識字率100%の日本が101位ってどういうことだろう。

日本では多くの人が、女性の働きやすい環境、

制度云々といっているけれど、

なぜ遅々として進まないんだろうね?

 

 

簡単に言えば、国策を決める政治家は

24時間働ける状態のひとたちばかりなんだ。

身の回りのこと、いわゆる家事、炊事、育児。

家族matterや交際関連行事も日々起こる。

一人暮らしであっても、快適に暮らすための家事ゴト、

宅急便の受け取り、銀行・役所にいくetc…

けっこう時間がとられるでしょ。

そういうことを一切しなくて済む、

仕事にすべての時間を費やせるひとたちが

政治家なんだね。

 

 

雑事に時間を取られる人の立場、

育児・介護・家事労働を無償で受けてきたひとたちに

提供する側の気持ちや状況はわからない。

いい悪いではなく、やったことがないひとに

制度や改革を訴えかけても、優先順位が低いんだ。

アタマでしか理解できないんだもん。

 

 

☆・:+:。+・。

 

 

日本の女性が参政権を得たのは1945年、終戦の年。

戦前から戦後までをとおして、女性の差別撤廃、地位向上のために

声をあげ続けた市川房江さんというひとがいたから今がある。

この「いま」を生きる私たちは

参政権についてどこまで深く考えたことがあるんだろう。

 

 

私の親世代は、恋愛結婚は少数派、

自分で結婚相手を選べないひとが普通だった。

お見合いどころか、勝手に決められていた。

私の叔母は、その結婚がいやで20才そこそこで真冬の海に身を投じ、

若い命を散らしてしまった。

そんな時代だったんだよね。

 

 

すでに「権利」をあたりまえに持って生まれた私たち。

今の政治にがっかりしたり、原発のことでやきもきしたり

女性の活性化が進んでいないとか、いろいろ言うことは言う。

でもさ、ちゃんと突っ込んで考えている?

私は「考えているつもり」だった。

 

 

投票したい政治団体、政治家がいない。

右を向いても左を見ても・・・ひどいもんだね。

なんで世の中こうなのかな?

国保が一年で倍額の支払いってなぜ?

なんで?

しかたないか。

払えるように稼ごう。

 

 

ええっ?

それでいいの、ワタシ??

 

 

権利があるのに、その権利を使わなければ、義務の放棄になる。

ちゃんと知ることから始めよう。

世の中のお金の仕組み、食べ物がどこから来るのか。

資本主義ってそもそもなに?

政治家って?

政治を考えることがなぜ大切なのか。

もしかしたらこういうこと、男性よりも女性が、

考えることを避けているのかもしれないって感じるんだよ。

 

 

私は子供を産んでいない。

でも、周囲には、こういう世の中の仕組みや考え方、生き方について

知ってほしい若い女の子たちがたくさんいるよ。

だからちゃんと知って、伝えていく。

私が若い頃、こんな話をしてくれるオトナは一人もいなかった。

でも、きいていたら、きっとなにかが変わっていたと思うんだ。

私だけでなく、世の中の進み方が。

 

 

政治は男(だけ)の仕事じゃない。

女の子は料理ができてあたりまえ、じゃない。

男の子は力強くて、工作ができてあたりまえ、じゃない。

理系が得意なのは男の子(だけ)じゃない。

受付は女(だけ)の仕事じゃない。

現場は男(だけ)のものじゃない。

経営を決めるは男(だけ)のものじゃない。

新聞の1-3面は男(だけ)が読むものじゃない。

お茶を入れるのが得意なのは女(だけ)じゃない。

 

 

男の子も泣いていい、弱音を吐いていい。

むちゃくちゃ強くて泣かない女の子がいていい。

 

 

ジェンダーじゃないんだよ。

得手不得手、好き嫌いできめるもの。

自分の中にある「あたりまえ」を疑ってほしいんだ。

 

 

☆・:+:。+・。

 

 

女性が収入を得やすくなれば、

単純に、あたりまえに経済が活発になる。

低い所得水準であればあるほど、家族のために出費するからね。

お金があれば教育水準も高くなり、可能性が広がる。

様々なポジション、視点で、

社会に参画している意識を持ち

日常生活に必要なor足りていない仕組みを考える。

社会、地域について考える人が増加する。

働くことをあきらめず、二者択一ではなくて

安心して子供を出産し、育てることができれば

出生率が上がり、税収も増える。

 

 

女性の地位向上で得をするのは女性じゃない。

老若男女、すべてのひと、なんだ。

差別は表に見えていない。

私たちの意識の中にある常識、あたりまえが

発端になっていることがたくさんあるよ。

日本の男女格差指数101位が物語っているのはそういうこと。

 

 

☆・:+:。+・。

 

 

私のアタマをがつんと揺さぶってくれたのは

今年3月に発刊されたジェンダー専門家である大崎麻子さんの本。

「女の子の幸福論(講談社)」¥1,300-

若い女性たちにはもちろんのこと、女の子だけではなく、

男女の別なく20代以下の子供を持つ親御さん、

若い社員のいる会社を経営されている方、

周囲にしあわせになってほしいと思える若いコが一人でもいるひと、

そんなあなたにぜひとも読んでほしい一冊だよ。

大崎さんはお知り合いでも何でもないけど(笑)

いまを生きるためにとても必要な情報、考え方が詰まっている。

 

 

半径5mだけではない。

私たちは、いろいろな意味で

世界とちゃんと繋がらなきゃいけないんだ。

LOVE & HUG:-)**


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