#129 *SPICE OF LIFE*「ピンク色の雲」
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おはよう、由歌利です。
なんだか「お久しぶり!」な感じがするね。
足元が少し冷える。
季節は確実に変わっていき、
変わり目はいつもわくわくと焦りを連れてくる。
そう、コ・ロ・モ・ガ・エなのだよ。
…仕方がない!
今週は笑顔の重ね着でもしてやり過ごすかなw
☆・:+:。+・。
1.【ひとは助けあったほうがいい】
2.【自分さえよければいい】
どちらが建前で、どちらが本音か。
先日読んだ本の解説にあった話なのだけれど、
解説を書かれた方が小学生か中学生の頃に、
先生が授業中にきいてきたこと。
この方はとうぜん、2が本音で1が建前、先生はこれを戒めて
道徳的な話に結びつけるのだろうと思っていた。
ところが、先生が思いがけないことをいった。
「自分さえよければいい」が本音の人が多いだろうけれど
そんなひとの本音のそのまた裏側の本音は
「ひとは助けあったほうがいい」と思っているものだ、と。
ここ数か月、読書量が増えているせいで
その解説が書いてあった本がどれか思い出せないのに
本文ではないこのエピソードだけが強く残った。
そう、確かにそうだ!とココロのどこかにガツンと響いたんだよ。
☆・:+:。+・。
たとえば。
ヘトヘトな仕事帰りにようやく電車の空席に座った途端
目の前に立つご年配の方。
どうしようかと思いつつ携帯に目を落として見なかったことにする。
「そんなひどい人間じゃないけれど
疲れているんだから、仕方ないじゃない」
すぐに席をゆずれない自分に言い訳をする。
誰かが嫌な思いをしているのに、
とばっちりを受けるのが嫌で通り過ぎる。
助けてと伸ばされた手を取れなかったこと、
誰にでもある経験なんじゃないかなぁ。
事情が許せば…
お金に余裕があれば…
こんなに忙しくなければ…
助けてあげたいと思ってはいる。
こんな「たられば」を前置きにしなくても
ひとのこころの奥底には
あたたかくて優しい思いがちゃんとあるんだよね。
あたりまえのことなのに、このときはじめて気づいた。
政治家のあの人も、コメンテーターのこの人も
私の大嫌いなB元大統領も、吝嗇家の某さんも
きれいなやさしい気持ちを持っているはずなんだ。
☆・:+:。+・。
ひとが人生の一歩を踏み出せない理由の一つに
こんな感情も一役買っている気がするんだよ。
なんの保証もない未来の夢物語を追いかけるより
現状の自分サイズ・ハピネスでいいと思いこむ。
我慢することはたくさんあってもやっていけないわけじゃない。
自分さえ我慢すればなんとかなる。
他人ゴトに構っている場合じゃない、
自分のことで精いっぱいなんだから。
わかるよ、わかる。その気持ち。
まだ見ぬ世界は誰でもみんな怖いに決まっている。
今の生活が悪いわけじゃないものね。
それでも。
一歩を踏み出そうと私は伝えたい。
そんなにひどいことにはならないんだよ。
それどころか、新しい一歩が本気の本音からでていることなら
思いもしなかったところから手が差し伸べられるんだ。
☆・:+:。+・。
20年来の親友がいる。
彼女は酒癖の悪いヘビースモーカーだった。
彼女にとってお酒は
現実から逃避するとても大切な友達であったし、
なければやっていけないと信じていた。
異国で婚約者からDVを受け、いろいろなことに気づき
断酒会の扉をノックした日、彼女がいわれたこと。
「あなたにとって表の世界は灰色で、ひとは冷たく
誰もあなたを見向きもしないと思っているでしょう?
でも、あなたからお酒が抜けたら気づくわよ。
世界はピンク色の雲で覆われている優しい場所だってことに」
彼女は断酒・禁煙し、最愛の人と巡り合い、詩集で賞を取り
異国の女性たちに踏み出す勇気と教育の機会を与える活動をし
42才でかわいらしい女の子を産んだ。
「できないことなんかなにもないね。私が見ようとしなかっただけ」
ピンク色の雲を見て、母親になった彼女の言葉。
☆・:+:。+・。
誰も特別なわけじゃない。
あなたも
私も
誰もが
ピンク色の雲に囲まれているの。
どんなときにも。
新しい一歩、手を差し伸べられる勇気、
誰もが誰かに助けられているんだもん^^
LOVE & HUG:-)**
■次回配信は9/30(月)です☆
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