#100 *SPICE OF LIFE*「不満の反対語は?」
おはよう、由歌利です。
沖縄は晴れそうな曇り、14度。
先日、25年ぶりに美ら海水族館に行った。
すっかりと美しい施設になり、昔の記憶と重なるのは海の色だけ。
でも水族館っていいね。素直に子供に戻れる。
こっちに住んでいたら年パス買っちゃうところだなw
☆・:+:。+・。
昨日、本を読んでいて思い至ったこと。
仕事の本当の対価はお金じゃない。
そう、これは真実だね。
ただ、ひとがそう思えるまでには対価としてのお金が必要なんじゃないだろうか。
背伸びしたモノは手に入れられなくても
自分を含めた養うべき人を養えるお金に事足りて
ようやく「仕事=お金を得るもの」という意識から、一歩前に進めるのではないかと。
暮らしの成長、心の成長、これは密接にリンクしているのだと思う。
貧しくても志だけあれば…という時代が確かにあった。
実際、今もそうしているというひとがいるはず。広い世の中だもの。
とはいえ。
あふれるほどのモノと情報に囲まれる今、
志だけで前に進める時代ではないのかもしれない。
儲けばかりを考えていたら道を見失う…そんなことを教え諭せるのは、
自分が事足りているからなのかもしれない。
ちょっと別の切り口から考えてみようね。
生活のために働いている、または、好きだと言い切れない仕事をしている状態だとして。
今の勤務先の理念、環境、取引先を含めた社内外の人間関係が良好になり
給料も十二分に支給される。
・・・となったとしたら、その仕事を好きになれる?
働く場所としてではなく、仕事そのもの。
確かに、こうなれば不満はなくなるはず。
勤務先には文句はない。
それで、満足?
不満の反対語は「満足」ではなく「不満ではない」なんだって。
じゃあ満足ってどういう状況なのだろう。
ひとは本当に好きな仕事をしているときに満ち足りる。
報酬云々ではなく、きつくても、辛くてもやり遂げる。
理由はただひとつ。
その仕事、任されているコトが大好きだから。
たとえば名刺にある肩書、素敵なオフィス、高い給料。
わかりやすい目に見える諸条件、その時々の満足は与えてくれる。
それらは自分ではなく、他人からの賞賛を得るためっていう部分が大きいね。
でもさ、その状態を維持するために努力が必要だし、なにかを犠牲にする。
それもしんどい話。
本当の満足って、目に見えない、わかりづらいものなんじゃないかと思う。
そこに至る手段であるモチベーションとかやりがい。好きという気持ち。
これ、他から与えられるものじゃないんだよね。
自分で感じる、見つけるしかないものなんだ。
☆・:+:。+・。
横浜にいる私のスケジュールはけっこうとんでもない。
ほとんど休みはないに等しい。
平均睡眠時間は5時間を切っている。
アポイントや締切がなく、家にいるときであっても仕事の案件を考え
普段の日にできない雑務を処理している。
家に仕事を持ち帰ることが普通。
昔々、 心友に尋ねられた。
「由歌利ちゃん、どんな仕事がしたいの?」って。
私の答えは「人の心に携わる仕事がしたい」。
心理学研究とかカウンセリングをしたいと思ったことはない。
心に寄り添い、問題を解決する手助けをし、ともに次のステップに踏み出せる、
そんな類の実質的な「なにか」がしたいと思っていた。
キャリアプランをたてたわけでもなく、選択の結果、まさにその仕事をしている。
でも。
高層ビルの絢爛豪華なオフィス、秘書が複数、運転手つきの送迎、休暇は海外リゾートで二週間。
・・・なんてものはひとつもないよ(笑)
高額納税者でもないし、保険料の高さにうなる市井の人にすぎない。
はっきりいっちゃえば、経験や年齢を加味しても
他社に雇われたほうが高額納税者になれるんじゃないかとさえ思うw
なのに、今の仕事をしていない自分が考えられない。
ひどい風邪をひくこともなく、熱に倒れることもない。
ある種の使命感みたいなものに支えられている気がする。
この「すき」とか「誇りに感じる」というモチベーションはどこからやってくるんだろうね^^
最初に戻って。
志だけで夢を追えるかといえば、追えないよ。
現実、生きていかなきゃいけないからね。
お金が必要です。
だとしても、本当に自分がしたいこと、好きだと思える仕事はなんなのか。
一日の大部分を仕事して生きていくんだもの。
このことを忘れないでね。
目に見えるわかりやすいことだけでは、持続的満足感を得られない。
あなたの人生、仕事を評価するものさしは、なんだろう。
たまにこういうことを考えてみるのも悪くないよ(^_^)
LOVE & HUG:-)**
★気づいたら100号目だった!
おめでとう to me★
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