言葉の後味ー続き
幻のサザエさんで中断した、前回の続き。
相手に負担をかけない言葉、人の輪を重んじる言葉、
人を笑顔にする言葉について。
よくあるシチュエーションの中でいつも感じることがある。
誰かを素晴らしいと感じれば、自然に誉め言葉が出る。
そのときに「いえ、私なんてぜんぜん」と
首をぶんぶん横に振ったりせずに喜んでほしいと思う。
お礼を言ってくれるなら「すみません」という
お詫びの申し訳なさが含まれる言葉ではなく
純粋に「ありがとう」と言ってほしい。
素直な誉め言葉は、相手の笑顔=肯定的なアクションを
期待している。否定的アクションで返されると気持ちが
萎えちゃうんだ。
それから、こちらがお茶をお出しするときによくあること。
「紅茶と珈琲、冷たいお水、どれになさいますか?」
というように選択肢を伝える場合。
このときに「紅茶でいいです」と答えられるとがっかりする。
「(仕方ないから)紅茶で」と聞こえる言い方ではなく
「(ぜひ)紅茶が」と伝えてくれたらやはり嬉しい。
誰かに食事を奢る場合もそうだよね。
たんなる習慣、口から出てしまう受け答えとわかっていても
相手が負担を感じているから「~でいい」といっているので
はないかと、逆にこちらが負担を感じてしまう。
自分が相手に負担をかけていることに気づけるかどうか。
言葉をかけられる側に立って、どう感じるかを想像する。
気づけない人は、周囲の人に知らずストレスを与えている。
人の輪を慮れる人は、気ずく力で、対する相手にストレスを
与えない人なのだと思う。
けして難しいことではないよ。
「~をやって」という言葉を「~をしてもらえたら嬉しい」
に、「Aじゃダメ」を「AよりBはどうだろう?」とかね。
同じことを伝えるにしても、表現方法によって相手の
受け取り方は全く違うから。
どうせなら、笑顔になれる言葉を選びたいね。
No comments yet. You should be kind and add one!
The comments are closed.